2011年度
きまぐれ読書


























67 12/28 殺人者の顔 ヘニング・マイケル
・2001年1月
・創元推理文庫
・メール予約
・小さな村から異変を告げる急報が入った。凄惨な光景、無残な傷を負った男は死亡、虫の息だった妻も「外国の」と言い残し息を引き取った。スェーデン・イースタ署の面々が必死の捜査を開始、警察小説に新たな歴史を刻むシリーズ開幕!
・刑事・クルト・ヴァランダーの個性が光る。オペラ好き、別居中の妻、父親は絵描きで痴呆症気味、酒好きで飲酒運転で捕まる・・・等人間味あふれる人柄、新検事に抱きついたり、一方、仕事には熱中、徹夜もヘッチャラ。(疲れた車内でオペラのアリアを聴いている刑事なんて・・・今頃いますか?)
・ベテラン刑事・リードべり、ガンと告げられても捜査に意欲とは・・・
良い相棒、この上なし。
・やはり良き友人は必要です。「死も生きるのうち」とは口癖でした。
・読後の感想◎。
66 12/25 横道世之介 吉田修一

・2009年9月
・毎日新聞社
・西京図書館
・読み終えて心温まる印象大でした。
・ポカポカと小春日日和の気分になり、「世之介」のような人間になりたいと思いましが・・・。
・田舎から東京の大学に入学、「サンバクラブ」に入り、バイトや学生仲間と青春を過ごし、少しの恋愛をあり、波乱万丈ではないが、少しづつ人間的に成長する「お話」。
・線路に落ちた女性を助けるために飛び込み「命を落とす」最後も、世之介らしい?と言えば・・・言える。
65 12/21 記者魂 ブルース・ダシルヴァ
・2011年7月
・早川書房
・メール予約
・スリル、迫力、恋愛、推理、離婚騒動に連続火災事件が絡んで、最後まで一気に読み終えました。
・マリガンはしがない地方紙記者、生まれ育った町で起こる事件を自分流を貫きながら追い続けていた。古い住宅がひしめく一画で連続放火事件が発生。子供達、消防士が命を落とす。絶対に犯人を捕まえてやると意気込み取材に奔走する主人公の姿がカッコ良い。
・ガールフレンドとのベッドシーンも「ニンマリ」!
・最後に裏切ったガールフレンドが言う「私を赦して」と・・・。
 (赦しを与えられた者より、赦しを与える者の方が、より大きな安らぎを得たれるものだと。・・・まったく、なんたる戯言)と突き放す)
・土地柄、レッドソックスの大ファン、本文に「松阪」の名前が出てきて・・・向こうでも話題とは?
64 12/16 生、なお恐るべし アーバン・ウェイト
・2011年8月
・新潮文庫
・メール予約
・ベテランの運び屋ハント、ある受け渡しの現場を保安官補ドレイクの発見され、逃亡、やむなく「償い」として仲介者から指示された仕事を引き受ける。
・ヘロインを運ぶ主人公、追いかけける保安官補、殺し屋との三つ巴のサスペンス、リアルな殺しの表現、ヘロインを飲みこんむヴェトナム女性、ハントの妻もいて・・・「生き延びる事ができるのか」。
・まさに手に汗、目に汗の1冊。
・50代になった主人公が「引き返せない人生」をみつめ、進んで仕事に励む姿に」胸キュン」。
・ラストは「メデタシ・メデタシ」
63 12/12 第七の女 フレディック・モレイ
・2008年6月
・早川書房
・メール予約
・面白く読めましたが犯人の動機がイマイチ理解できませんでした。
・ソルボンヌ大学の女性講師の惨殺死体が発見された。百戦錬磨のニコ・シルスキー警視も戦慄するほどの惨状だった。
・火曜日にも第二の凶行、現場には「七日間、七人の女」と血液で書かれたメッセージ。
・ニコ指揮のフランス警察と犯人のカケヒキが始まる。
・一致団結の警察組織の人間関係が面白く、まさに大型警察捜査小説の一冊。
・登場する数人の女性も魅力的で、恋愛関係もありで、ページをめくるのも早かった。
62 12/10 ダブリンで死んだ娘 ベンジャミン・ブラック
・2009年4月
・ランダムハウス
  (講談社)
・図書館予約
・聖家族病院の病理医クワーク、死体安置所の遺体にふと目を止めた。救急車で運ばれたクリスティーンいう名の女性で、死因は肺かんせん。出産直後に「肺かんせん」とは?・・・。
・生まれた乳児も行方不明?
・はたして父親は?
・謎が謎を読んで、ボストンが舞台になるが・・・。
・ほろ苦い結末でもあるが・・・少しの希望もあって・・・○。
61 12/8 灰色の虹 貫井徳郎
・2010年10月
・新潮社
・図書館
・冤罪で刑に、出所してからの復讐劇が始まる。
・刑事、検事、裁判官の「不実」から上告するも却下され・・・刑に服す青年の悲劇が如実に語られる。
・刑事の立場から見た取り調べの異様さ、やる気のない検事の事情、そして裁判官にも・・・。
・549Pの本でしたが、面白く、所詮は人間の取り調べ、少しのミスで「冤罪」の落とし穴に入りそうで、不安にもなりました。
・父親、母親、姉の悲劇も見逃せません。
60 11/28 告白 湊かなえ
・2008年8月
・双葉社
・Y氏蔵書
・2009年本屋大賞、第1位を獲得しただけあって面白く読みました。
・女教師の復讐とは、意表をつく題材、周囲の関係者のそれぞれの告白も面白く、現代の若者の実態? がわかったような気がしました。
・「殺人描写」はあっけなく?描き、それに至る心情が作文風に書かれ、読みやすく、グイグイ引き込まれました。
59 11/20 犯人に告ぐ(上・下) 雫井修介
・2007年9月
・株式会社 双葉社
・Yさん蔵書
・本作は第7回大藪春彦賞受賞。(週刊文春ミステリーベストテン1に輝く)
・上巻、幼児誘拐事件の捜査で失策、おまけに幼児が殺害され、左遷された巻島史彦警視。再度、犯人との対決に「TV」出演で「犯人に呼び掛ける」という史上初の劇場型捜査の幕が開くのが下巻。
・失敗した軽視が2度目で勝利する筋書き、TV局の視聴率競争、身内の裏切りを乗り越えて・・・失敗を償う人間性に感動しました。
・もちろん、それをささえる家族、同僚にも・・・。
58 11/12 特捜部Q ユッシ・エーズラ・オールスン
・2011年6月
・早川書房
・図書館
・「特捜部Q」・・未解決の重大事件を専門に扱うコペンハーゲン警察の新部署である。カールマーク警部補は「Q」の統率を命じられた。しかし、あてがわれた部屋は地下室。部下はシリア系の変人アサドひとり。
・自殺と片付けられた女性議員失踪事件の再調査に着手すると驚きの新事実が次々と明らかに・・・。
・個性のあるマーク、アサドのキャラクターが面白く、しかも登場する女性が美人が多く・・・マークの「助平根性」がチラチラ。
・前半、なぜ「檻に入れれれたか?」が不明で、その分「オドロ・オドロ」の気分にさせられました。
・ラスト、助け出された女性議員と弟の再会場面に涙。
・昇級試験を蹴るマークにも拍手。
57 10/28 ロスト・シンボル(上・下) ダン・ブラウン
・2010年3月
・角川書店
・Yさん蔵書
・上巻を読み終えましたが・・・1作目「ダ・ヴィンチ・コード」2作目「天使と悪魔」それの3作目ですが、やはり「柳の下のドジョウ」の感、しきり。
・たしかに世界最大の秘密結社「フリーメーソン」の謎も少し勉強にはなりましたが・・・。
・首都ワシントン周辺での観光案内でも参考にはなりそうです。
・11月4日に下巻を読み終えましたが・・・講釈が多く、それも「聖書」にまつわる話で、没入できませんでした。
(ページに終わるのが長く・・・長く・・・感じました。)
56 10/17 1Q84
(BOOK−2)
村上春樹
・2009年5月
・新潮社
・Yさん蔵書
・楽しみの「BOOK−2」読みましたが「1」ほど心が動きませんでした。
・ヤナーチェック「シンフォニエッタ」を息子から借り、聞きましたが小説の登場人物との整合性が採れませんでした?。(行進曲のファンフアーレ)でリズム感が強く、激しく過ぎると感じました。
・青豆・・・計画とうり、ある宗教団体の主導者を殺害し、自殺する。
・天吾・・・「ふかえり」と男女の関係に・・・父親の死を見送る。
・「1Q84」は夢の世界、「1984」は現実の世界。
55 10/12 1Q84
(BOOK-1)
村上春樹
・2009年5月
・新潮社
・Yさん蔵書
・面白くて早く、スラスラと読み終えました。
・本の中にはヤナーチェック、バッハ、ハイドンの曲が流れていました。
・天吾・・・30歳の独身、予備校講師、小説も書く。
・青豆・・・スポーツ・インストラクターで独身、アイスピックで急所を一突き、相手を違う世界に行かせる特技。
・ふかえり・・・17歳の美少女。
・天吾と青豆の日常生活が別々に描かて、時にはセックスシーンもアケスケに語られ、起伏に富んだ内容が非日常的、月が二つ昇ったり・・・。
・この作者の本ではなぜか? 少し尋常ではない人物が登場します、ここでも「読字障害?」でしたか?その娘と理解できるのが「天吾」さんでした。
・「BOOK−2」が楽しみです。
54 10/10 ベスト・アメリカン
短編ミステリ(ジェフリー・ディヴァー編)
・2010年11月
・株式会社DHC
・西京図書館
・アメリカのミステリー界の巨匠ジェフリー氏の編集と言うことで
呼んだが・・・何分短編で「ここ」と言う時に「ジ・エンド」とは・・・
残念で、消化不足の感。
・「父の日」、「錆の賞近」を読んでページを閉じる。
53 9/28 夜明けの街で 東野圭吾
・平成19年6月
・角川書店
・Y氏より借りる
・まさか?不倫相手が殺人犯?・・・と読者を引っ張る・・・本。
・内容、文章、結末も平凡・・・なんで彼女が彼を好きな鳴ったのか???。ベッドシーンも「力」なく描写」。
・今、はやりの軽コミック風。
・映画になるそうで彼女「深田恭子」、彼「岸谷五郎」とか。
52 9/ 蜘蛛の巣(上・下) ・2006年10月
・創元推理文庫
・パソコン予約
・殺人現場で捕えられたのは、「目も見えず、耳も聞こえず、口もきけぬ青年だった」。本当に彼が殺したのだろうか?
・時は七世紀半ばのアイルランド、キリスト教が伝わってすでに二世紀になるものの、まだケルト古来の信仰や伝統が色濃く残る。
・主人公「フィデルマ」は高位の弁護士として、時には裁判官として、明晰な推理、厳正な実証能力を発揮しつつ殺人事件を解明してゆくさまは爽快。
・若くて美人、強くてやさしい・・・読後には清々しい気持ちになりました。
51 9/17 春嵐 ロバート・B・パーカー

・2011年6月
・早川書房
・西京図書館
・著者「ロバート・B・パーカー」氏、2010年1月逝去、本書が最終作品である。
・人気スター「ジャンボ」のホテルの部屋で若い女性ドーン・ロバタが変死、マスコミは大騒ぎ、クアーク警部の依頼でスペンサーが事件の捜査にとりかかる。
・あいかわらずスマートで強いスペンサーが「かっこ良い」。
・ネイティブ・インデァンの若者を、護衛に仕立て上げる過程が面白く・・・こんな先生が・・・持てるのでしょうか?
50 9/16 二流小説家 ディヴィッド・ゴードン
・2011年5月
・早川書房
・パソコン予約
・ハリーは冴えない中年作家。ミステリー、SF、ヴァンパイア小説の執筆で食いつないできたが、ガールフレンドに愛想を尽かされ、家庭教師をしている女子高生からも小馬鹿にされる始末だった。
・そんなハリーにも大逆転のチャンスが。かつてニューヨークを震撼させた連続殺人鬼より告白本の執筆を依頼されたのだ。
・殺人鬼が服役中の刑務所に面会に向かうが・・・。
・中年の売れない作家の奮闘記、適当に女に甘く、少しの正義感を「盾に」売れっ子になれるか?
・ユーモアたっぷり、暑さを「しのげる」1冊でした。
49 9/12 夜の真義を マイケル・コックス
・2011年5月
・文藝春秋社
・パソコン予約
・予約してから2ケ月待ち、いわゆるベストセラーの本です。
・「赤毛の男を殺したあと、私はその足でクインズへ向かい、そこで、牡蠣の夕食を認めた。」で600ページに及ぶ復讐劇が幕を開ける。
・ロンドンの街の底を歩み、法律事務所のために裏仕事を請け負う男「エドワード・グラプソン」、英才を謳われ、名門イートン校入学を果たした男が、なぜ暗闇の街路で刃を握り締めるに至ったのか。
その数奇なる半生が・・・。
・この男の人間性、教養、趣味の深さに圧倒、それゆえに「復讐に染まる」人生に疑問?も感じました。
・ひと・・・それぞれ・・・です。
・返却日時がせまり、必死で読み終えました。
48 9/3 逃亡の
ガルヴェストン
ニック・ピゾラット
・2011年5月
・早川書房
・メール予約
・アメリカ探偵作家クラブ賞新人賞候補作。
・ロイはこれまで闇の仕事で生きてきた。しかし癌の宣告直後ボスの裏切りにあい、追われる身になった。
・成り行きで道ずれになったのはロッキーという家出娘。金に困って娼婦をしてたらしい、孤独を愛する中年男と心に深い傷を負った女の奇妙な旅が始まった。(ロイは家出娘が、まともな道に進むことに
残りの人生を掛けようとするが・・・)
・最後まで「身体の関係」がなく、メデタシ!メデタシ!で終わる
後味の良い本。
47 9/2 誘拐児 翔田 寛
・2008年8月
・講談社
・図書館
・第54回江戸川乱歩賞受賞作。
・面白く読み終えました。
・終戦直後の混乱期、誘拐事件が発生、取り逃がした警察関係者からページが始まります。
・主人公の青年の悩み?自分は本当の子供か?出生にまつわる秘密があるのか?
・少しのヒントで読者を最後まで惹きつける「カタリクチ]に拍手!
46 8/30 金時計の秘密 ジョン・D・マクドナルド
・2003年7月
・扶桑社
・図書館
・大富豪の叔父がが急死、カービーは金時計1個と手紙だけを相続した。ところが彼の運命は急転する。突然現れた美女に誘惑されたかと思うと、資産横領容疑でお尋ね者に。
・金時計に隠された「驚天動地」の秘密を解く!
・マイアミ舞台のファンタステック・ミステリー。
・軽い、軽い、美女いっぱいの夏向きの小説。
45 8/20 恋かたみ
(狸穴あいあい坂)

諸田玲子
・2011年7月
・集英社
・弟より借りる
・翻訳本を読み終えたあとでは、何と!「軽い、軽い」!の印象でした。
(それだけ夏向きかもしれません)
・火改め方与力の娘・結寿(ゆず)と町方同心・妻木道三郎。ままならぬ想いを秘め、麻布狸穴界隈に起きる武家、町家の幸、不幸を浮き彫りにした事件に立ち向かう、時代小説。
・チョッピリ家族の絆、師弟愛、男女の機微、親子関係・・・武士の社会は・・・難しい。
44 8/15 黄昏に眠る秋 ・20011年4月
・早川書房
・西京図書館
・スェーデン、霧深いエーランド島が舞台、幼い少年が消えた。母ユリアをはじめ、残された家族は自分を責めながら生きてきたが、二十数年後の秋、少年が事件当時履いていたはずの靴が祖父の元船長「イェルロフ」に送られてきた。
・疎遠だった母、祖父はぶつかりながら愛しい子の行方を追う。
・スェーデン推理作家アカデミー賞最優秀新人賞に加え、英国推理作家協会最優秀新人賞を受賞。
・最後の最後に「ドンデン返し」の一冊。
・老人ホームに住み、身体が不自由ながら、杖尾を片手に孫の死因をさぐる「お爺さん」に乾杯!。
43 8/10 i愛しき者は
すべて去りゆく
・平成13年9月
・角川文庫
・メール予約
・少女が消えて80時間が経過し、捜査依頼を拒み続けていた私立探偵パトリックとアンジーは遂に動き出す。しかしこの捜索は、2人の愛、精神、そして生命までも失う危険を孕んでいた・・・・。
・それにしても刑事と私立探偵が共同で捜査に「当たる」ことは、ほんとうにあるのでしょうか?・・・これは疑問?
・児童虐待、誘惑、児童性愛の「話」にドップリと浸かり、ながら読み終えました。いろいろな国、いろいろな人があります。
・最後のは正義が」勝つ!です。
42 8/2 ある日系人の肖像 ・2005年8月
・扶桑社
・メール予約
・ロスに住む日系人女性ジャッキー・イシダは、病没したそ祖父の遺言状にでてくるカーティスという人物を探し始める。1965年におきた黒人暴動のさなかに、祖父の店の冷蔵庫にとじこめられ命を落とした黒人少年の1人だった。
・若かりし日の祖父の姿は・・・。
・日系人女流作家が人種の「るつぼ」LAの現代史を、過去、現代を自由に飛翔しながら圧倒的な筆力で描ききるNWA賞候補作。
・ヒロインはイシダとは?親近感がわいて読み始めました。
・真の犯人にせまる過程も面白く、彼女は同性愛者で・・・とか、
日米混血の若者の生態にも興味を惹かれました。
41 7/23 氷の天使 キャロル・オコンネル
・2001年5月
・創元推理文庫
・メール予約
・キャシー・マロニー。ニューヨーク市警巡査部長。主にハッカーとして発揮される天才的な頭脳、鮮烈な美貌、そして、癒しきれない心の傷の持ち主。
・老婦人連続殺人事件の捜査中、父親代わりの刑事マーコヴィッツが殺され、独自の捜査方法で犯人を追いはじめる。
・登場人物が多種多彩、名前で混乱、オカルト、」幻想、性格異常者が入り乱れ????。
・「一筋なわ」ではいかない結末でもありました。
40 7/18 6人の容疑者(下) ヴィカース・スワループ
・2010年9月
・武田ランダムハウスジャパン
・メール予約
・悪名高き青年実業家ヴィッキー・ラーイは酒の提供を断られたという理由だけで、女性バーテンダーを撃ち殺す。世間を大きく騒がせるが内務大臣の父親の権力を利用し、無罪判決を勝取る。
・しかし判決を祝うパーティで何者かに射殺さてしまう。
・容疑者はパーティに拳銃を持ち込んだ6名。
・1)元高級官僚・2)ポリウッド女優・3)絶滅の危機に瀕する部落民・4)アメリカ人旅行者・5)携帯電話泥棒の青年・6)ヴィッキーの父親、果たして犯人は?
・一章ごとに六人の容疑者ひとりひとりにスポットを当て、それぞれの人物像や動機を明らかにしながら進み、コメディー、非劇、ロマンスのありと盛りだくさん。(軽く笑いながら、現代インド事情に深い入りしました)
・夏向きの本に一冊。(作者はインド総領事として大阪に赴任中)
39 7/13 リトル・シスター レイモンド・チャンドラー
・2010年12月
・早川書房
・図書館
・行方不明に兄オリンを探してほしいー私立探偵フィリップ・マーロウの事務所を訪ねたオーファメイと名乗る若い娘は、20ドルを握りしめてこう言った。しかし、調査を開始した彼の行く先先でアイスピックでひと刺しされた死体が!
・村上春樹さんの訳で読みました。
・タフな私立探偵、女性にもてて、推理力も申し分なし、男の中の男ですネ。
・読書中は暑さも吹っ飛びました。
38 7/9 衿持 ディック・フランシス
フェリックス・フランシス

・2011年1月
・早川書房
・図書館
・英国陸軍大尉トマス・フォーサイスはアフガニスタンで被弾、右足を吹き飛ばされ、6ケ月の帰宅休暇を命じられた。偉大な調教師で厩舎を経営する母の家に帰るが・・・勝てるはずのレースの負けたり、母と義父の口論から家計の逼迫を知る。
・脅迫状から大金を失った母、脅迫者を暴き金を取り戻すべく、自己の名誉を賭けた戦いが繰り広げられる。
・ストーリーは面白いが、人物への感情移入がイマイチで、何かが不足している?・・・とは読後の印象。
37
7/4
夜は終わらない ジョージ・ペレケーノス

・2010年
・早川書房
・図書館
・バリー賞受賞作品。
・ワシントンDC。麻薬、貧困、人種間の争いが蔓延する街。
・刑事ラモーンはこの街の犯罪との終わりなき闘いに神経をすり減らしている。その彼にやるせない事件が発生、犠牲者は息子の友人で少年、しかも20年前の未解決事件との類似点に気づく。
・人間の欲望、家族の絆を軸に描く、哀切に満ちた傑作でした。
(ラモーン刑事家のほのぼのとした家族愛が心にに残る)
36 7/2 カタコンベの復讐者 P・Jランベール
・2009年2月
・早川書房
・メール予約
・パリ警視庁賞に輝いた秀作。
・パリの地下に迷路のようにひろがる地下空間、カタコンベ。その片隅で二体の死体、いずれも首、両手がなかった。
・美人警部アメリー・ブルサンが敏腕ジャーナリストと協力して犯人を追う、もちろん2人は恋仲になります。
・捜査にかかわった警部が犯人とは・・・以外で残念でしたが、性犯罪者が精神障害を理由に罪を免れたり、軽減されたりする司法制度の問題、性犯罪前歴者の氏名と住所を公開する「メーガン」法の問題も作中で提議され、ミステリーを越えて興味深い。
35 6/30 愛おしい骨 キャロル・オコンネル
・2010年9月
・創元推理文庫
・メール予約
・17歳の兄、15歳の弟。2人は森へ行き、戻ってきたのは兄ひとりだった。20年ぶりに帰郷したオーレンを迎えたのは、時が止まったかのように保たれた家。誰かが玄関先に、死んだ弟の骨をひとつずつ置いてゆく。何が起きているのか?
・次第に明らかになる町の人々の秘められた顔・・・がユニーク。
・ハンナ・ライス(家政婦)の人間描写に心、温まる。
(彼女は生まれて間もなく、ビニール袋に入れられゴミ箱に捨てられていた・・・過去があったのに・・・)
・本質的には「狂おしいまでの愛の物語」である・・・あとがき。
(真意はぼかされ、想いはそれとなく記されていました)
34 6/20 いとま申して 北村 薫
・2011年2月
・文藝春秋
・弟より
・作家・北村薫氏が父親の日記を読んで、その時代背景、交友関係、家族関係、趣味、学校等日記に沿って、解説、説明を付け加えた本である。
・読み終えて一番、幸せな「お父さん」だったなぁ・・・痛感!。
・「童話」への投稿では・金子みすヾ、淀川長治の名前、その他
北村寿夫(笛吹童子の作者)、慶応時代では・奥野信太郎、折口信夫。
・趣味では・歌舞伎、外国文学、クラシック演奏会を楽しむ様子がイキイキと描写。(昭和初期・青春時代で)
33 6/18 あんでらすの鐘 澤田ふじ子
・2011年1月
・中央公論新社
・弟より
・「鷹瀬川女船歌」と副題があるように、鷹瀬川沿いにある居酒屋を舞台に起こる小さな事件、「高瀬舟から降り立つ夫婦を装う男女」「送り狼につけ狙われた料理屋の奉公女中」「訳ありで大寺から追放され貧しい人たちの病気治療に奔走の元医僧」・・・。
・宗因は今日も高瀬川に集う人々を見つめる。
・見つめる宗因も元武士で、冤罪をはらし、武士を捨てた経歴が
あり、痛みを知る心情が、社会的弱者の心に、寄り添う。
32 6/13 乾いた死体は
蛆も沸かない
詠坂雄二
・2010年12月
・講談社
・メール予約
・僕(漫画家を目指したが、今はコンビニでアルバイト)
・頼太(エンジニァ)
・将樹(ひきこもり)
・丈(?)
・「ゾンビになりたい」と思いつつ、日々を漫然と暮らす4人の若者、
死んだように生きていたが、そんな4人が廃墟で「死体」を発見。
・死体は誰か?
・ああでもない!こうでもない!・・・事件の解決に向かうが・・・。
・日常の倦怠感を脱皮しょうと・・・探偵ゴッコが始まった。
(パトカーの乗せら、尋問を受けるが下車時に「盗聴マイク」を仕掛ける「知恵」もある僕でした。
(もっとも捻くれた著者が描く、新感覚ミステリー)と末尾。
31 6/ エコイック
メモリ
結城充考
・2010年8月
・光文社
・図書館
・1970年生まれで今後の活躍が嘱望される、新鋭のひとりと末尾にありましたので読みました。
・主要・登場人物がカタカナで「クロハ」とは?これも意表をついていました。(機動捜査隊員の女性が主人公)
・ページをめくる度に鼻をつく「たばこ」の臭いに嫌悪感、大。
・無機質な描写、マンガを読んでいるような小説でした。
30 6/9 みんな
誰かを殺したい
射逆裕二
・平成16年5月
・角川書店
・図書館
・第24回横溝正志ミステリー大賞受賞作品とかで読みました。
・こうも簡単に「人が殺せる」ものか?少し違和感あり。
・話が「ゴチャゴチャ」で・・・イマイチでした。
29 6/6 遥かなる未踏峰(下) ジェフリー・アーチャー

・2011年1月
・新潮文庫
・メール予約
・(上巻)では、登頂途中でナダレに出会い、多数の死傷者を出して下山したマロリー、再度の挑戦はなるのか?
・2度目の挑戦で山頂に立つが下山時に消息を絶ち、後に遺体が発見された。(山頂に立ったのが事実か?どうか?)
・酸素ボンベが是か?非か?の論争、最愛の妻との文通、資金調達の逸話、最終アタックは誰と組むか・・・悩む人間マロリー像も面白い。
・この遠征でもたくさんの本を持ち込み「ユリシーズ」も読んでいるとは・・・さすが教養人。
・1924年に登り、遺体発見が1999年。


28
5/31 千年紀の民 J・D・バラード
・2011年1月
・東京創元社
・西京図書館
・イギリス、ロンドン「ヒースロー空港」で妻が爆破テロに会い、死亡、犯人を捜査すべくテロ集団に潜入するのが発端。
・作者バラードは2009年に死亡、この本が死亡後初めて日本で刊行されました。
・精神分析医デーヴィット・マーカム、「無意味な死」に衝撃を受けて以降様々な革命運動に潜入、「革命に熱狂」する中産階級の
メンバーの個性が面白い、・小児科医師、大学の映画学講師に女性等知的水準も高く、本気で革命を唱える様子が・・・現代から少し離れているようでも・・・それぞれの哲学的な言語に魅入られてしまいまいました。
・結局犯人は?なぜ爆破?もアヤフヤな結末にも・・・ナルホド!
27 5/28 遥かなる未踏峰(上) ジェフリー・アーチャー
・2011年1月
・新潮社文庫
・メール予約
・「なぜ登るのか?」と訊ねられ「そこに山があるからだ」と答えた悲劇の登山家ジョージ・マロリー。彼はエベレスト山頂にたどり着くことができたのか?いまでも多くの謎に包まれている彼の最後・・・挫折と栄光に迫る、山岳小説の白眉と・・・書いてありました。
・エッフエル塔やサンマルコ広場の塔の登ったエピソード、牧師の家にうまれ、先生になり、戦争体験もした彼の行動、家族愛、友人関係を面白く読みましたが・・・。
・彼の行動わりには、心理描写等が不足で、行間まで読めなかった。
・マッターホルン、モンブラン等のスイスの山、イギリスの地名を懐かしく感じたことは確かです。
26 5/26 古書の来歴 ジュラルディン・ブルックス
・2010年1月
・ランダムハウス講談社
・メール予約
・500年前のユダヤ教の写本「サラエボ・ハガター」「ヘブライ語の書物」がなぜ作られたか?どのような経緯で現存しているかを探るヒストリカル・ミステリー。
・著者が力点を置いているのは500年間にそのハガターを手にした人の運命、ユダヤ人への迫害、ユダヤ人の書物の焚書といった悲惨な出来事を、1冊の本にかかわった人々がいかにして乗り越えたかという物語。
・1996年ボスニア・ヘルツェゴビナ紛争直後のサラエボの街で・値がつけられないほど希少な本が発見され、美しい絵が描かれたユダヤの書「ハガター」で紛争中にイスラム教徒の学芸員が命がけで守ったもの。
・小説はハンナ・ヒース(古書館鑑定家)がサラエボ、ウイーン、ヴェネチァ、ボストン、ロンドン、スペイン、エルサレムオーストラリアを回り、本の来歴を捜す壮大で感動的なお・は・な・し・。
・現在はサラエボの「国立博物館」にある。
25 5/22 メルト・ダウン 高嶋哲夫
・2003年4月
・講談社
・図書館
・「メルト・ダウン」の表紙に惹かれて読んだが、期待はずれでした。
 (原子力発電所の「メルト・ダウン」違いました)
・でもこの本は第1回「小説現代推理新人賞」を受賞。
24 5/20 半身 サラ・ウォーターズ
・2003年5月
・創元推理文庫
・図書館メール予約
・サマセット・モーム賞受賞作品とかで興味を惹かれました。
・面白くよみ終えて◎印です。
・1874年の秋、テムズ河畔にそびえるミルバンク監獄を慰問のために訪れたマーガレット・プライア、不思議な女囚と出会う。
19歳の娘、シライアは、監獄中の静けさをかき集めたより深い静寂をまとっていた。なぜこんな人が、こんなところに?
・看守から聞かされた「あの女は霊媒なの」。戸惑うプライアの前に、やがて、秘めやかな謎が零れ落ちてくる。
・晴天の霹靂のごとき結末、魔物のように妖しい魅力に富む、絶品のミステリー!と巻末にあり。
23 5/10 史上最悪の
クリスマスクッキー交換会
レスリー・メイヤー
・2010年11月
・創元推理文庫
・図書館
・登場人物の多いのにはびっくり。
・毎年楽しみにしているクリスマスクッキー交換会。今年はルーシーが自宅を会場提供したのはいいが、苦労は並み大抵ではなかった。飲酒運転撲滅のビラを持ち込む者、離婚のことばかり話題にする者、さらに息子の大学進学問題で参加者同志が一触即発の状況に。そんな翌日、参加していた若い女性の死体が発見された。
・ルーシー(ミステリー好き)は主婦で地元の新聞のアルバイト記者が真相に乗り出すが・・・。
・家庭の子供も反抗期、にも振りまわらせながら・・・この日常生活の描写もリアル。くじけない明るい性格が気持ち良い。
22 4/28 心理検死官
ジョー・ベケット
メグ・ガーディナー

・2010年11月
・集英社文庫
・メール予約
・残り半分は「オランダ・ベルギー・ルクセンブルグ」旅行の機内で読み終えました。
・精神科医の彼女は「死者を心理分析して死因を解決」する、いわば「心理検死官」。
・交通事故死した現場にはやり手の連邦検事補キャリーが死んでいた。遺体にはルージュで書かれた「D I R T Y」の文字。
調べるにつれ、相次ぐセレブの死と秘密めいたクラブの存在に行きつく。
・面白く読みました。スリリングな展開、ラストの結末。
(ヒロインが冷静なわりには、悩み、迷い、手探りで奮闘しているさまには共感を覚えました)
・エドガー賞受賞作家の新シリーズです。
21 4/12 レンブラントの夜警 ピーター・グリーナウェイ

・2008年1月
・ランダムハウス講談社
・図書館
・レンブラントが名画「夜警」を描くまでのいきさつを戯曲風に書いた小説。
・作者は国際的なフイルムメーカーとしての地位を確立、舞台やオペラの脚本家としても活躍。
・レンブラントの光と影や人間性が面白く書かれていました。

20
4/11 脱出山脈 トマス・W・ヤング
・2011年1月
・早川書房
・メール予約
・戦火の地アフガニスタン上空、捕虜護送任務にあたる米軍輸送機が撃墜された。不時着したのは反政府軍支配下の高山地帯。
ブリザードが荒れ狂い、救出は望めない。高齢の捕虜と通訳の女性軍曹のみが同行する決死の単独行だった・・・。
・たしかに作者は国家航空警備隊の一員として空輸作戦の経験がありで、飛行機、機材、メカに詳しいが・・・人間として心理描写、男女の機微の描き方は不足で「ものたりない」。
・アフガニスタン戦争の少しは理解出来ました。
19 4/4 老いの才覚 曽野綾子
・2010年9月
・ベスト新書
・弟より借りる
・帯には「年の取り方を知らない老人が急増してきた」とありました。
・1)「自立」と「自律」 2)死ぬまで働くちから 3)夫婦・子供と付き合う力 4)お金に困らない力 5)孤独と付き合い、人生を面白がる力 6)老い、病気、死と馴れ親しむ力 7)神様の視点を持つ力の7章からなる新書、わずか172ページですが・・・。
・作者の独特の「辛口」の思想もところ、どころにあり、興味深く読みましたが「いまさら」の感も「これあり」でした。
18 4/2 寅申の刻(いんしん) ロバート・ファン・ヒューリック
・2011年2月
・早川書房
・図書館
・作者はオランダの駐中国大使、日本大使を歴任中国文学に深い理解のある職業外交官であった。
・一匹のテナガザルが残した指輪を手掛かりに快刀乱麻の推理を披露する「通碧猿の朝」と孤立無援の状況で田舎屋敷の怪事件を解決する「飛虎の夜」は長編作品にも勝る会心作である。
・ディー判事は実在の人物で630年に生まれ700年に没した。
(地方県知事をしながら各地で難事件を解決したとか?)
・時には厳しいが、人情味あふれる人柄、中国田舎の風情と庶民の生きざまがいきいきと描かれ、面白く読み終えました。
17 3/30 ロードサイドクロス ジェフリー・ディーヴァー

・2010年10月
・文藝春秋
・メール予約で長時間
待ちました。
・交通事故を起こしたとして有名ブログで糾弾された高校生トラヴィス。個人情報はたちまち暴露され、ブログは炎上。彼の家に投石する者まで現れた。死を予告4する十字架が発見されたのもその頃だった。
・幾重にも狩り巡らされた欺瞞、それを隠す悪辣な完全犯罪。ひとつずつ嘘を見破り、女捜査官・ダンスがたどりついた驚愕の真相とは?
・たしかにスリリングな展開に本を離しがたく、一気に読み終えました。
・今はやりのブログがテーマも時代にピッタり!
16 3/26 6人の容疑者(上)
ヴィカース・スワループ
・2010年9月
・ランダムハウスジャパン
・図書館メール予約
・舞台はインド、悪名高い若き実業家ヴィッキー・ラーイがパーテイの席で殺された。容疑者はその席に居合わせた6人。元官僚、女優、部族民、泥棒、アメリカ人、そして被害者自身の父親。
・みなそれぞれに動機があり、拳銃を隠し持っていた。事件前の
容疑者の人生をさかのぼることで見えてくる6人の物語・・・。
・インド社会の実情が赤裸々に描写、作者は現在大阪で総領事として赴任中。
・(下巻)が楽しみです。
15 3/24 暴風圏 佐々木譲

・2009年2月
・新潮社
・図書館
・いわゆる集団劇で、ラストの場面、嵐の最中に引き寄せられるように北海道のペンションに集まる登場人物の人々。
・駐在所・やくざ・不倫の主婦・北海道ドライブの夫婦・トラックの運転手・家出少女・ペンション経営の夫婦。
・それぞれの理由で見知らぬ人々が一点に集まり、人間の良い面、悪い面が出たり、入ったり・・・・。
・作者の小説は面白く、肩の凝らない作品が多くファンです。
14 3/22 ブラックランズ ベリンダバウアー
・2010年10月
・小学館文庫
・メール予約
・面白く、アッと言う間に読み終えていました。
・舞台はイギリス、12歳の少年「スティーヴン」、今日も母の弟ビリーの遺体を捜してヒースの茂る荒野にシャベルを突き立てる。19年前に起きた連続児童殺害事件以来、被害者になった祖母は心を閉ざし、母もまた鬱屈した感情を抑えることが出来ない。傷の癒えない家族を変えるためには、ビリーの遺体を発見すること・・・と考えた。・・・。
・少年の必死さ、根性が胸にせまり、知らぬ間にページを繰っていました。(獄中の犯人との手紙のやりとりも・・・スリル満点)
・もちろんハッピーエンドでした。
13 3/20 システィーナ
スカル
柄刀一
・2010年11月
・実業之日本社
・図書館
・「ポッティチェリの裏窓」「システィーナ・スカル」「時の運送屋」「闇の揺りかご」の短編集。
・副題「絵画修復士・御倉瞬介の推理」とあるように、イタリアの絵画を修復するのを「生業」としてる男性の謎とき。
・舞台がローマ、ヴァチカン、フィレンツェで特に「システィーナ礼拝堂の「最後の晩餐」「天地創造」の場面は面白く感じ、懐かしく思い出しました。
・推理的にはマアマア・・・。絵画修復士が主人公とは?驚きでした。
12 3/18 空白の一章
バーナビー主任警部
キャロライン・グレアム

・2010年9月
・論創社
・図書館
・532ページで2800円の立派な本でした。
・舞台はロンドン郊外、「ライターズサークル」の会員が惨殺される。
バーナビ主任警部が捜査に当たるが・・・手がかりの一端も見えない。
・この小説、捜査の進展が見えにくく、後半ヒョンな事から一挙解決するのは「如何か?」、正統派としてはいささか不満。
11 3/9 ドリームガール ロバート・B・パーカー
・2010年9月
・早川書房
・図書館
・かつて二度にわたりスペンサーに窮地を救われた元非行少女エイプリル。美しく成長した彼女がスペンサーを頼って現れた。自らが経営する娼舘が何者かの営業妨害を受けている言う。
・ホークと共に護衛に乗り込んだスパンサーだったが、脅迫に至った事情を頑なに隠し続けようとする?
・「セックスは愛を深めるが、愛がそれを深めるのには及ばない」は名言。
10 3/6 赤朽葉家の伝説 桜庭一樹
・2006年12月
・東京創元社
・図書館
・「辺境の地」に置き去りにされた幼子、村の若夫婦に引き取られ、長じて製鉄業で財をなした旧家・赤朽葉家に望まれ輿入れ「千里眼奥様」と呼ばれた赤朽葉万葉、その娘「毛毬」、その孫「瞳子」。
・三代にわたる不思議な一族の姿を比類ない筆致で描きあげた1冊。
・とっつき憎かったページでしたが読みほどに面白く、引き込まれてしまいました。
・女性側から眺めた人生も参考になり、こんな生き方もあるのか?と閉じてから「フッ」と息を吐きました。(覗き見した女の一生)。
9 2/25 暁に立つ ロバート・P・パーカー
・2010年12月
・早川書房
・図書館
・あとがきに原作者が亡くなったとありました。・・・合掌。
 (この本がシリーズ最後になった)
・翻訳がほとんど「会話」で、テンポも早く、状況説明もない、これがいわゆる「ハード・ボイル」か?と思いました。
・私立探偵サニー・ランドルがジェッシイのもとを訪れた。パラダイスの新興宗教団体に入信した娘を連れ戻して欲しいという両親の依頼を受けたのだ。娘のために奔走するふたり。
・ジェッシイはギャングの下ッ端が射殺された事件の捜査に着手する。
・人間的に弱さを持つサニーとジェイシイ、お互いに敗れた愛を引きずって、どんな未来に向かうのか?・・・の話。
8 2/19 目線 天野節子
・2010年10月
・幻冬舎文庫
・西川氏より借りる
・建設会社社長が2階のベランダから、自身の誕生日に落ちて死亡、家族11名にはアリバイがあり、警察は自殺として処理をする。そして初七日、哀しみに沈む堂島家に新たな犠牲者が・・・。
・刑事3名が「自殺は不自然と」捜査を再開するのも?
・松本清張風の本格社会派ミステリーの感で、面白く読み終えました。
(夫の隠し子を妻が引き取り、実子と同じように育てた家庭の悲劇)
・同じような題材は昔には多くあったような気がしました。
7 2/12 ウジューヌ・ヴァルモンの勝利 ロバート・パー
・2010年10月
・図書刊行会
・図書館
・作者はイギリス、バロニー生まれ、カナダ育ち、アメリカで新聞記者後、作家になり、イギリスにもどり編集者、作家になる。
・コナン・ドイルと親交があったらしい?
・本書の名探偵「ウジューヌ・ヴァルモン」はフランスの元刑事局長だったがある事件がきっかけにフランスを追われ、ロンドンで私立探偵を開業している。
・ご存じのように「フランス」「イギリス」は常に対立し、ののしり会っている設定だが本書でも、その伝統を踏襲しているのが「みそ」。
・風習、文化の違いが面白く、クス・クス・ニヤニ・ヤします。
6 2/6 ベヴァリー・クラブ ピーター・アントニー
・2010年2月
・原書房
・図書館予約
・殺された人物が計画した事件で、正統派の推理を好む私としては×印の本でした。
・ちなみに「ベヴァリークラブ」とは「推理・探偵物」が集うクラブの事。
5 2/1 知的余生の方法 渡辺昇一
・2010年11月
・新潮新書
・弟より借りる
・あの名著「知的生活の方法」から34年、新しい発想とじ実践のすすめ。と帯に書いてありました。
・ちょうど読み終えて本がきれ、つなぎの読んだ本でしたが・・・マァ一部文は参考になりました。
・その1「健康の維持」
・その2「別荘はいらない。今住んでいる家を充実させよ」
・その3「読書を続ける。推薦は「パンセ」、必読とか?。
・その4「お金は、常に使うこと」
※ その他いろいろありましたが・・・。
4 1/30 虚報 堂場舜一
・2010年1月
・文藝春秋
・図書館
・新聞記者・長妻と上司、ライバル社との特ダネ合戦模様の「お話」。
・集団自殺事件現場を見た長妻記者、ネット上で「自殺幇助」ともとれるサイトを運営する男に接触するが、記事には出来なかったが・・・。
・真相にせまるうちに意外な事実が判明。
・「自殺未遂の少女の話」を新聞紙上に記載するが、虚報とわかり窮地に追い込まれ、左遷される。
・記者さんの苦労が身にしみてきました。
3 1/23 疑心 今野 敏
・2009年
・新潮社
・図書館
・竜崎伸也、大森署の署長、米大統領の訪日の警備を任されるが
・・・、秘書にキャリアーの美人警察官が応援に来たり・・・、少しの恋心でヤキモキと・・・。
・秘書が最後に残した言葉、アイヌ語「エオリバク」は「尊敬する」との意味、署長は別の「愛ある意味」を期待したが・・・。
・ラスト、事前に犯人逮捕で平穏無事な日常が来てオワリ。
・これでも小説になるのかと思うぐらい「なんでない」本でした。
2 1/17 ウラジオストクから
来た女
高城 高
・2010年10月
・東京創元社
・図書館予約
・明治24年、寒さが迫りつつある10月の函館。函館水上警察署の五条文也警部は人々の注目を集める見慣れぬ毛皮のコート姿の女に目を奪われた。函館生まれながらロシア人の養女になった彼女の悲しい過去とは?
・フェシングの名手・五条を筆頭に、函館の平穏を守るべく日夜奔走する刑事たちを活写する。明治警察物語。
・この時代、函館港には「ロシア船」「イギリス船」が往来、様々な取引の「もめごと」が多発していた。
・読後もさわやかな一冊。
1 1/12            業火 パトリシャ・コーンウェル
・講談社文庫 
・1998年12月
・図書館
・マリーノからの電話、何万ドルもする馬が20頭焼け死んだという。バスルームで発見された身元不明の顔には、無数の傷が、自殺?他殺?放火?
・犯人が自家用ヘリを持っていたとは!スケールの大きさに、小さな日本人は驚きました。
・恋人の「ベントン」まで殺されて・・・。
番 号 月  日 題     名 作    者 と 表   紙 発行者  と  年度 あらすじ・寸評