2010年
気まぐれ読書

59 12/25 あんじゅう 宮部みゆき
・2010年7月
・中央公論社
・弟より借りる
・「逃げ水」馬飼の少年が山で出会った女の子は、自分のことを神様だと言うが・・・。
・「藪から千本」針問屋の一人娘には恐ろしい呪いがかけられていた。謎の女性が魔を祓う。
・その他「くろすけ」、「吠える仏」。
・三島屋の行儀見習い「おちか」のもとにやってくるお客さまは、みんな胸の内に「不思議」をしまっているのです。
その「胸の内」を聞き出す「おちか」のやさしさ、気配りに、読者も「心が暖かく」なります。
58 12/18 孤独 渡辺淳一
・2010年10月
・集英社
・弟より借りる
・帯には「サラリーマン人生が充実していた人ほど、定年退職後、思わぬ大きな孤独に陥ります」と・・・。
・主人公は62歳、役員の身分から退職、妻任せの生活から一変、時間をもてあます生活に苦労するおはなし。
・少し年上の私の経験からは想像も出来ない「悩み」なんですネ。(何かに「一生懸命」になるものがあれば・・・
「どうゆうことなし」です。)
・最近、この本がベストーセラーになっているとか?
(私の感想は×)
57 12/14 後悔と真実の色 貫井徳郎
・2009年10月
・冬幻舎
・パソコン予約
・連続殺人でしかも死体から指を切り落とす残虐な事件が発生した。
・捜査班結成されるが寄り合い所帯の悲しさ、刑事の中には「犬猿の仲」もいた。
・スキャンダルで刑事を辞め、ホームレスになりながらも犯人逮捕にむかう「刑事魂」には脱帽。
・犯人が警察官ではミステリーファンとしては少々納得がいきませんでしたが・・・。
・それに「動機」が・・・「イマイチ」でした。
56 12/9 禁断
(横浜みなとみらい署)暴対係
今野敏
・2010年6月
・徳間書店
・パソコン予約
・横浜みなとみらい署の諸橋警部と仲間が新聞記者の殺人事件をきっかけに、麻薬販売のルートに絡む暴力団幹部の逮捕までの話。
・チームの人間関係の詳細を横軸に、中国警察の来日も現代風・・・。
・TVをつけながらも読める気楽な本でした。
55 12/6 ラストチャイルド
(下)
ジョン・ハート
・2010年4月
・早川書房
・パソコン予約
・「上」巻を読み終えたが「下」巻予約後手元に届くまで日数を費やしたのでストーリーや登場人物があやふやになり読みずらかった。
・妹の失踪事件も、ちょっとした少年グループのいたずらが少女の「死」を招いたとかで・・・。
・家族生活の破綻が細かに見れば立派な小説に「なりうる」との話も「解説」にありました、・・・なるほど。
・英国推理作家協会賞受賞作品です。
54 11/30 桃色東京塔 柴田よしき
・2010年5月
・文藝春秋
・図書館パソコン予約
・この作者の本ははじめて読みますが、少しひねった表現が胸にストンと落ち込みました。
「心が安あがりにできているかも」「小石のような堅いよそよそしさが・・・」「やっぱり日菜子は、俺には重たいと岳彦」等・・・・。
・刑事と未亡人(女警察官)とが事件にかかわりながら、徐々に接近、めでたく将来を見つめるほどになる、さわやかな「お話」。
53 11/25 奸婦にあらず 諸田玲子
・2009年11月
・文藝春秋
・弟より借りる
・井伊直弼の密偵として、その美貌と才気で幕末の嵐を駆け抜けた女、「村山たか」の一途な恋と数奇な一生を描いた長編小説、第26回新田次郎文学賞受賞作。
・不遇の時代の井伊直弼の恋人、生まれた子供は里子、桜田門外でのテロ、安政の大獄事件、長尾主膳との交わり、等息もつかせぬ面白さ。
・その中でも季節の花の描写、数々歌われた短歌が心に沁みわたり、激動の時代背景とは異質な感銘を受けました。
・多賀神社、彦根城へ行きたくなりました。
52 11/17 ユリシーズ(U) ジェイムス・ジョィス
・1996年11月
・集英社
・パソコン予約
・第U部
・セイレン ・キュクロプス ・ナウシカア ・太陽神の子
・キルケで終わる。
・難解、・支離滅裂 ・理解不能でも、どこか心ひかれる小説でした。
51 11/6 ラスト・チャイルド
ジョン・ハート
・2010年4月
・早川書房
・パソコン予約
・少年ジョニーの人生はある事件を境に一変した。妹が誘拐nよって失われたのだ。事件後父親の失踪、母親は薬に溺れるように・・・。
・だが彼はくじけない。家族の再生をひたすら信じ、親友とともに妹の行方を捜し続ける。
(少年の家族愛が痛々しいほど胸に迫ります)
・英国推理作家協会賞受賞作品。
・早く読みたい「下巻」ですが、予約者多数で「待ちぼうけ」。
50 ユリシーズ(T) ジェィムズ・ジョイス
・集英社文庫
・2003年9月
・パソコン予約
・以前から「読みたい!読みたい!」と思っていた本、やっと読み終え(第1挿話〜第8挿話)ました。
・難解、筋があってないような、自己小説であってないような、セリフも「ハムレット」や「聖書」の場面が随所に現れ、680ページのうち訳注が50ページで本文と交互に読みました。
・アイルランドのダブリン、1904年私立学校の臨時教師「スティーヴン」は22歳、作家を志している。浜辺を散策した後新聞社へ。同じ頃、新聞広告を取る外交員「ブルーム」に一日も始まる。38歳、ユダヤ人。・・・が主要人物。
・ホメロス、ラブレー、セルバンテスなどと並ぶ世界文学の
巨星として評価されている・・・と末尾。
49 10/22 死の蔵書 ジョン・ダニング
・早川書房
・1996年2月
・メール予約
・10セントの古本の山から数百ドルの値打ちの本を探し出すそんな腕利きの「古本・ほり出し屋」が何者かに殺された。
・古書に詳しい博覧強記を誇る刑事・クリアが稀こう本取引に絡む殺人を追いかける。(ネロ・ウルフ賞受賞作品)
・世界名作全集が好きな人にはぴったり。
48 10/8 灰色の旋律 堂場舜一
・2009年6月
・PHP研究所
・図書館
・警察官上がりの私立探偵・真崎薫、行方不明の元ロックのキーボード奏者を音楽プロデューサーから捜してほしいとの依頼されるが・・・。
・仲間の過去を洗ううち、麻薬からみの騒動をアリで・・・。
・この作者は・車、ロック関係に詳しそうでした。
47 10/3 夕漠雨 今野敏
・2010年1月
・角川春樹事務所
・図書館
・中国語で「夕立ち」の意味。
・イベント会場で起こった爆破犯人を追う東京湾臨海署・安曇班。
・ネット上で踊る爆破予告は?
・警察組織の縦割りの弊害、同期生のライバル意識を経糸の犯人を追いつめる刑事魂。
・ごくろうさま・・・でした。
46 9/22 犬の力(下) ドン・ウィンズロウ
・2009年8月
・角川文庫
・メール予約
・「上巻」を読み終えたが、予約者が多くやっと借りられました。
・熾烈を極める麻薬戦争、もはや正義は存在せず、怨念を月日だけが積み重なる。アート・ケラー(DEA南西国境特務室室長)、アダン・バレーラ(麻薬カルテル)ノーラヘイデン(白い舘・娼婦)、スペイン語が入り乱れ・・・無事解決するが・・・別の麻薬組織が再起する!
・メキシコが舞台のまさに地獄絵、そのもので日本人には書けない内容でした。
・少しは暑さから逃げれれましたが・・・。
45 9/14 オフィサー
ダウン
テリーザ・シュヴィーゲル
・2006年11月
・早川書房
・メール予約
・相棒のフレディと私は暗闇の現場へ踏みこんでしまった。混乱、銃声、衝撃。気がつけばフレディは射殺されていたーーーーーわたしの銃で!
・本書のテーマは「賢い人がなぜ愚かなことをするのかという謎」である。
・主人公はシカゴ警察に勤める32歳の女性巡査、ヘビードリンカーでヘビースモーカー、口は悪く、冗談もきつい、すぐに感情的になるし、既婚者との不倫もしている。
・影を背負いつつ、勇敢に正直に苦難と対話する主人公の姿が「2006年・アメリカ探偵作家クラブ賞・最優秀新人賞」を得ました。
44 9/6 オーロラの
向こう側
オーサ・ラーソン
・2008年8月
・早川書房
・メール予約
・スウェーデン推理作家アカデミー賞受賞作品
・弁護士のレベッカ、親友から助けを求める連絡が入る。
・北の町「キールナ」の教会で若い説教師が惨殺され、被害者は親友の兄という。
・多忙な弁護士業務を投げ捨てて、レベッカは北へ飛んだ。
・親友の子供を預かりながら真相に迫るレベッカの逞しさ、凍りつく北の大地、温もりのある住民、女警部は妊娠中で・・・。
・教会の牧師の秘密と殺人事件が絡んで面白く読み終えました。
43 9/5 乱反射 貫井徳郎
・2009年2月
・朝日新聞出版
・メール予約
・面白くて、ページをめくるスピードも早く、暑さも忘れるほどでした。
・新聞記者、OL、アルバイト医者、造園士、中高年女性、サラリーマン、役所の人、の各々の日常生活が描かれるが、2歳の子供の事故死により、それらが微妙に絡み合い、まさに「乱反射」。
・真犯人を追及する男性の行動が・・・?
・いわゆる「群像劇」、だれでも犯人になる可能性があるという話。
・◎印を進呈。
42 8/27 州検事(上・下) マーティン・スミス
・2010年6月
・早川書房
・メール予約
・酔った勢いで恋敵と対峙したメイスンの兄・ゲイツが、銃で相手を射殺した。その場に居合わせたメイスンは凶器を始末し、アリバイ工作をする。事件は迷宮入りとなり、月日が流れた・・・。
・ごくつぶしの兄は麻薬取引で刑務所に入り、学生だったメイスンは、今は州検事の要職にある。そんな時、20年前の事件が突如として息を吹き返した。
・暴力的で粗野な父親からいじめられた兄弟、お互いをかばいあった日々、母親も身体を張って兄弟を守って・・・そんな家庭環境に育った二人の行く先は?
・ラスト、射殺した相手の子供に、名も告げず、「慰労金」を出す、弟の
姿が気持ちよく、暑さも和らぎました。
41 8/20 楠の実が
熟すまで
諸田玲子
・2010年7月
・角川書店
・弟より借りる
・将軍家治の安永年間、帝がおわす京の禁裏では出資が異常に膨らみ、経費を負担する幕府は頭を痛め、公家たちの不正を疑う。
御徒目付の中井青太夫は姪の「利津」を隠密御用を命じる。
・密命を受けて公家の後妻となった女隠密は・・・。
・真夏にピッタリの読み物、ハラハラ・ドキドキも少し、母親と子供の愛情、夫婦のあり方、公家と武士間のいがみ合い、を面白く読み終えました。
・めでたし!めでたし!でした。
40 8/15 求天記
(宮本武蔵正伝)
加藤廣
・2010年5月
・新潮社
・弟より借りる
・宮本武蔵の正伝とか?
・吉川英治氏の本と映画で読んだり、見たりでこれが本物と思っていたが書く人の参考書類、歴史感が異なればこんなにも違いがわかりました。
・「望みはただ、優れた武将として生きること」だったが願いかなわず
死んでいった武蔵の生涯が描かれていました。
・50余年まで女性を知らなかった彼、養子をもらい育てる武蔵、水墨画もそこそこの腕前・・・・。
・組織人としては無理な人間性、この時代、仕える武将の影響がどれほど「大」だったか?(しみじみ感ました)


39 8/8 マデックの罠 ロブ・ホワイト
・1989年4月
・評論社
・メール予約
・1972年の最優秀ジュニア向けミステリー小説として「エドガー・アラン・ポー賞」を得た作品。
・地質学を学んでいる大学生「ベン」がビッグホーン(オオツノヒツジ)の狩りをするマデックという男の雇われ二人で砂漠に入る、実業家の彼は利己的、冷酷さを感じるベン、銃の腕前は一流で的を外したことがない男、学費をかせぐためとはいえこんな男と砂漠に来たのは失敗だったと思い始めた矢先、出来事が起こります。
・悪夢な事件に巻きこめれたベン、砂漠の中、不屈の意志、行動力、気負いのないすなをな正義感は感動的、読み出したらやめられない、まさに手、身体に汗にぎるサスペンス小説でした。
・アメリカ西部、メキシコに近い砂漠が描写されていました。
(あなたは水のない砂漠に裸でほり出されたら・・・生き抜く知恵があるか?・・・私には無理です!)
38 8/3 捜査官 末浦 広海
・2009年9月
・講談社
・図書館
・似顔絵が得意な中高年お刑事・杉澤、定年後の再就職先を警備保障会社と決めていたが、ある事件にかかわり、犯人逮捕にこぎつける。(「似顔絵」も主役です)
・警備会社の幹部が主犯とは?
・もちろん再就職はご破算、しばらく似顔絵を教えながら刑事を族けます。
・暑い夜、サラッと読める本でした。
37 7/25 スカーペッター(下) パトリシア・コーンウェル
・2009年12月
・講談社文庫
・図書館
・(上)巻を読み終えたが(下)巻が図書館に見当たらず、借りられなかったが・・・やっと・・・返還されましたので・・・。
・(上)巻の「あらすじ」が思い出せずしばらくは・・・???。
・被害者のパソコンから犯人像を絞り込むルーシー。叩き上げの現場感で証拠を拾うマリーノ、ゴシップサイトの中傷に晒され、軋んだ人間関係を越えて、それぞれの追跡ルートが異様な連続殺人の真相へと連なっていく。・・・デビュー20年で到達したミステリーの頂点。これは「帯」に書かれていました。
・たしかにメール情報から分析する高度なスキルには脱帽。
・現代の犯人の知恵、知識も高度化します。(読者もそれなりのスキルがなければ読み切れません)。
36 7/20 犬の力(上) ドン・ウィンズロウ
・2009年8月
・角川文庫
・メール予約
・メキシコの麻薬撲滅に取りつかれたDEA捜査官・アート・ケラー。
叔父が築くラテンアメリカの麻薬カルテルの後継バレーラ兄弟。高級娼婦への道を歩む美貌の不良学生ノーラ、やがて無慈悲な殺し屋となるヘルズ・キッチン育ちの若者カラン。
・彼らが好むと好まざるとにかかわらずほり込まれるのは、30年に及ぶ壮絶な麻薬戦争。
・米国政府、麻薬カルテル、マフィアら様々な組織の思惑が交錯し、
物語は疾走を始めた。
・銃撃、貧困、政治体制、麻薬、暴力、セックス、富む者、弱者が混然一体、
この世の地獄とも思われるシーンも盛りだくさんで行間に入り込んで
読むスヒードも一気!
・暑さも忘れさせてくれる本でした。
35 7/14 深重の橋(上・下) 澤田ふじ子
・2010年2月
・中央公論新社
・弟より借りる
・京を焦土と化した応仁・文明の大乱、前夜。15歳で人買い商人に売り払われた少年「牛」の数奇な運命。(哀歓交差する男女の波乱万丈の物語。
・「じんじゅうのはし」と読むのですが、「自分の人生を考えるとき、それらの人々は、自分には幾つにも重なる「深重の橋」だった。と・・・。
・底辺を這いながら、強く、逞しく生き抜く男女の「はなし」に、小説とは理解しながらも、心打たれました。
・京都、金閣寺、足利義政、鴨川等聞きなれた地名に身体ごと入り込んで「室町時代」に遊びました。
34 7/5 死の影の谷 ロバート・C・オブライエン
・2010年2月
・評論社
・図書館
・放射能汚染をまぬかれた谷間でたったひとり生き残ったアン。
そこにやってきた見知らぬ男の正体は?
少女の目を通して、核戦争後の恐怖を描く傑作ミステリー。
・本書は1976年「エドガー・アラン・ポー賞」児童書部門を与えられている。
・一瞬にして失った家族と「谷間」の人々の記憶と彼らから受け継いだ知恵をめいっぱい利用して日々刻々を生き延びていく「アン」の描出は「正の人間性の権化」と思わせるほど優れて、ロビンソンクルーソー物語を彷彿させられる。
・農作業、トラクターの運転、魚釣り、鶏の世話、乳搾り、卵・・・。
・ラスト「防御服を盗んで、この谷を出て行こう」の決意に、思わず拍手喝采。
・少年、少女に読んでもらいたい本でした。
33
7/2 スカーペッタ(上) パトリシャ・コーンウエル
・2009年12月
・講談社文庫
・図書館
・ベントンと共に活躍の場をニューヨークに移したスカーペッタ。そこに恋人殺しの容疑がかかった、一面識もない青年から指名が来る。
「僕は殺していない。自分の理解者しか話はしない・・・」。
取り調べるスカーペッタだが・・・・以下は下巻へ。
32 志賀越えみち 伊集院 静
・2010年3月
・光文社
・弟より借りる
・昭和38年、京都・祇園。東大生と可憐な舞妓の初々しくも哀切な恋情を、四季のうつろいも美しく端正な文章で描いた著者、20年ぶりの恋愛小説どす。
・祇園祭り、大文字焼き、紅葉、桜、都おどり等京都の町や祇園の習慣を入念に書き込んで、京都人にとっては再度の勉強になったような気がしました。
・舞妓と学生の恋愛といえば「伊豆の踊子」のようでもあり、・・・純真さでは変わらないようで「KISS]を「接吻」と表現されると・・・。
・最近は推理小説ばかり読んでいるとこのような「漢字」にドキッ!。
うろたえる私でもあります。
・蛇足ですがたしか、この作者は故「夏目雅子」さんの御主人でしたネ。
31 6/8 ソウル
コレクター
ジェフリー・ディーヴァー
・2009年10月
・文芸春秋
・メール予約
・予約してから4ケ月、やっと本が届きました。
・527ページの長編でしたが本の中に入っていけたし、割合短時間で読み終えました。
・科学捜査の天才リンカーン・ライムのいとこアーサーが殺人の罪で逮捕された。自分は「やってない」と主張するが、証拠は十分、有罪は確定的に見えた。しかしライムは不審に思う・・・証拠がそろいすぎている。罠にかかったのではないか?
・刑事アメリア・サックスと共に独自の捜査を開始、同様の事件がいくつも発生していることを知る。何者かが証拠を捏造、己の罪を他人になすりつけ、殺人を繰り返しているとは?
・犠牲者を監視、あやつり、その人生の全てを奪い、収集する、史上もっとも卑劣な犯罪者。神のごとき強大な力を持つ相手にライムを仲間たちはかつてない苦戦を強いられる・・・!
・民間の1企業が他人の個人情報を詳細に収集、それを営業やその他の資料として利用していたら?近未来の個人情報管理の危機?
(それが一つのテーマでもありました)
30 6/4 眠れない聖夜 ジーン・M・ダムズ
・1997年12月
・早川書房
・図書館
・クリスマスに死体につまずくなんて!夫をなくし、イギリスに移住した老夫人ドロシーは大聖堂で参事会員ビリングスの死体を発見。被害者は傲慢な性格で敵も多く、死ぬ直前にも学生と公論し、やがてそにお学生に疑いがかかるが、彼の心優しい面を知っているドロシーは無実を信じて真相を探る。
・アガサ賞に輝いた心温まるミステリーです。
・ドロシーの愛読書「アガサ・クリスティー・ポアロのクリスマス」ドロシー・L・セイヤーズ・ナイン・テイラーズ」も私好み、クラシック音楽も聞くし。猫を飼っているのが・・・イマイチですが・・・。
・親しくなった友人との談笑の雰囲気、熱いコーヒー、甘いケーキ、ウイスキー、料理に数々の場面には、こちらの思いもわかっているような気がしました。
・イギリス・・・行きたいなぁ-----.。
28 5/30 ハング 誉田哲也
・2009年9月
・徳間書店
・図書館
・あり得ない話ですが面白く読みました。
・いったんは迷宮入りした「宝石店オーナー殺し」に新事実が浮かび上がる。再捜査にあたった警視庁捜査一課特捜一係「堀田班」は一気に犯人にたどり着き、自供も得るが・・・。
・初公判で犯人は「堀田班」のメンバーに強要されたと言い出し、名指されたメンバーは首を吊った。
・さらに一人、また一人と積み上がる死体とともに巨大な闇が姿を表す。
・理不尽な仕業に警察官を辞めてま核心に近づく元刑事、それを助ける刑事、「掘田班」のチームワークと政界の闇部分が交差、面白く仕上がっていました。
27 5/29 台北の夜 フランシー・リン
・2010年1月
・早川書房
・図書館予約
・急死した母の遺灰を抱いて、エマーソン・チャンは生まれて初めて台北の街に、遺言に従い、家出した後ここに来たまま音信不通だった弟のリトルPを捜すために。
・アメリカ生まれの彼は、言葉もわからず、地理みも不案内な台北は完全な異郷でようやく探しあてた弟の背後には不気味な闇が・・・。
・アメリカ探偵作家クラブ賞を射止めた注目のデビュー作に惹かれて読み終えたが・・・。
・台北の闇、麻薬、売春、貧困、中国であって中国でない、そんなゴチャゴチャした背景と兄弟愛が入り組んだ本ですが・・・血を分けた兄弟への愛の拘泥にいささか「うんざり」?これって儒教的だから?
・台湾のおかれた歴史的位置、日本統治時代の話、第2次世界大戦後の蒋介石率いる国民党が政権を掌握等は興味深く感じました。
26 5/22 夜の終焉(上・下) 堂場舜一
・2009年10月
・中央公論新社
・図書館
・父親を殺害された男、今は小さな深夜営業の「喫茶店」を営み
ひっそりと暮らしたいたが・・・ある朝、見知らぬ若い女性がカフェオレを飲んで、店を出たとたん、自動車事故で昏睡状態に陥る。
・何が動機か?昏睡娘の住所・氏名を探し出す苦労を開始する。
・父親を殺害した男の息子(弁護士)や現役警察官、同級生等が絡んで終盤へ。
・最後に明かされたのは・・・「昏睡娘」は実の娘であったとか!
・「こんなんアリ!」と思う本でした。
25 5/17 誰の死体? ドロシー・L・セイヤーズ
・1993年9月
・創元推理文庫
・メール予約
・実直な建築家の住むフラットの浴室に、ある朝見知らぬ男の死体が出現した。素っ裸で、身につけているものといえば、金縁の鼻眼鏡と金鎖のみ。いったいこれは誰の死体なのか?
・卓越した謎の魅力とウイットに富む会話、そしてこの一作が初登場となる貴族探偵ピーター・ウィムジイ卿。クリステイと並ぶミステリーの女王がモダンなセンスを駆使して贈る会心の第一作。
・クラシックのピアノ独奏、時々の芝居のセリフの引用、博識で饒舌、昔のロンドンの風情、、違う世界の小説を堪能、謎ときは古典でシンプルすが・・・。
24 5/14 凍てついた
墓標
ナンシー・ピカード
・2009年6月
・早川書房
・メール予約
・17年前の吹雪の夜、雪でおおわれた放牧地で若い娘の全裸死体が発見された。娘は身元不明のまま墓地に葬られたが、その事件は3人の若者の人生を大きく変えてしまった。
・死体を発見した保安官の息子、・それを目撃した判事の息子、そして彼の恋人だった医師の娘・・・。
・月日が流れ、ある出来事をきっかけに止まっていた時計が動き出す。事件の真相とは?
・アガサ賞、マカヴィテイ賞に輝いた力作。
・読みやすい青春恋愛小説。
23 5/10 ナイン・テイラーズ
ドロシー・L・セイヤーズ
・1998年2月
・創元推理文庫
・メール予約
・年の瀬、ピーター卿は沼沢地方の雪深い小村に迷い込んだ・
蔓延する流感に転座鳴鐘の人員を欠いた村の急場を救うため、久々に鐘綱を握った一夜。再訪することなど考えてもいなかった。
だが春めぐる頃、教区教会の墓地に見知らぬ死骸が埋葬されていたことを告げる便りが舞い込む・・・。
・この小説の主人公は「鐘」、寒村には不似合なほど壮麗なフェンチャーチ・セント・ポールの教会、その鐘楼にぶら下がる・ガウデ、サペオス、ジョン、ジェリコ、ジュビリー、ディミテイ、パティ・トーマス、そしてテイラー・ポールあわせて8名ひとつひとつに来歴があり名前がある。まるで数百年を生きてきた寡黙な男たちのような「鐘」。
・教会の「鐘」にこのような名前があり、転座鳴鐘術の基本があるとは?これは未知の世界の話でした。
・犯人を追いかけるのは、「おまけ」のような・・・そんなミステリー。
22 5/3 ナイルに死す アガサ・クリスティ
・2003年10月
・早川書房
・図書館
・ご存じ「エルキュール・ポワロ」の推理が冴える本ですが
以前に読み終えているようですが、1月にエジブト旅行に行った際、ナイル川クルージングをしましたので、観光地の描写等気になりましたので読み返しましたが、「アブシンベル宮殿」なんかも軽く触れているだけでガッカリ!。
・ポアロさんの人間を見る目にはいまさらながら感服。
・「愛」が強すぎると「状況判断を間違える」とか?「心すべし」。
21 4/29 殺す者と
殺される者
ヘレン・マクロイ
・2009年12月
・創元推理文庫
・メール予約
・遺産を相続し、職を辞して亡母の故郷「クリアウォーター」へと移住したハリー・ディーン。人妻となった想い人と再開し、新生活を始めた彼の身辺で、異変が続発。消えた運転免許証、差出人不明の手紙、謎の徘徊者・・・そしてついには、痛ましい事件がー。この町で何が起きているのか?
・作者に完全に「だまされた」小説、正統派の私には×。
・主人公の記憶の疑問とは?そんな迷いに満ちた問いかけがこめられているが?
・心理スリラーのひとつの定石?
・一人の主人公が二人いて、(最後まで分かりませんが・・・)独自に行動し、他の一人がこれに「疑問」を抱き・・・アーでもないコーでもない・・・と物語は進みます。
20 4/26 秘花 瀬戸内寂聴
・2010年1月
・新潮文庫
・メール予約
・室町時代の偉大な能役者、世阿弥を描いた本、12歳にして足利義満の寵愛を受け、若くして能役者としての絶頂期を迎えるが、年月を過ぎるうちに一座は次第に凋落し、72歳になって原因不明のまま「佐渡ケ島」へ遠島を申しつけられる。
・この本はここから始まる、目、耳が不自由になりながら79歳まで生きながらえ、創作意欲旺盛だつたとか?この時代で?元気がもらえる小説でもある。
・若き能役者の裏の生態、足利義満、二条良基、二人から「夜の秘め事」に付き合わされるシーン、瀬戸内寂聴さんの筆が冴える。
・現代の佐渡ケ島に能舞台が多いのも・・・こんな歴史があったということです。
19 4/24 蛹令嬢の
肖像
ヘザー・テレル
・2009年7月
・集英社文庫
・メール予約
・ニューヨークの弁護士マーラ・コインは名門オークション・ハウス「ビーズリーズ」の弁護を担当することになる。その会社が管理する「蛹」の所有権をめぐり、法廷で争うことになった。フェルメールと同時代の17世紀オランで生まれた「蛹」が背負う悲劇的な運命。ナチスがもたらした暗黒の歴史。真実を暴くなかでマーラが迫られる苦渋の選択とは?
・21世紀のニューヨーク、第二次大戦下のアムステルダム、17世紀のオランダ、3つの時代が交差する絵画にまつわるミステリーです。
・ナチスが絡めば人も財産も絵画も非劇的なストーリーになり、なぜヒトラーが絵画に執着したか?もわかりました。
(絵描きになりたかったので・・・とか?)
・真相を新聞社に暴露、スッキリした幕切れでした。
18 4/22 警部補
デリーロ
スコット・フロスト
・2009年1月
・集英社文庫
・メール予約
・カリフォルニア州バサデナ市警の敏腕警部補デリーロは思春期の娘との関係に悩んでいた。今日も悶着を起こした娘にかける言葉もなく、通報を受けて逃げるように事件現場へ向かう。
・単純な強盗殺人事件と見えてその事件は、あろうことか、アメリカ西海岸がいまだかって経験したことのない、恐ろしい犯罪劇の序幕劇で、徐々に娘との関連が明らかになっていく。
・シングルマザーと娘の葛藤、思春期の娘の動向も不可解で・・・理解不能だが・・・これは母親と娘の物語。(子供は成長をしましす)
・幕切れはアッけないが・・・過程でのハラハラ・ドキドキ感は十分に伝わってきました。
17 4/19 最後の銃弾 サンソラ・ブラウン
・2007年12月
・集英社文庫
・メール予約
・北米一美しい街、サヴァナ。殺人課刑事ダンカンは真夜中に、レアード判事の邸宅に呼び出された。侵入範を撃ったのは判事の美しい妻エリース。正当防衛を主張する彼女には多くの謎がある。
・事件の背後に浮かんでくる犯罪組織の親玉サヴィッチ。だが次第にダンカンはエリースに惹かれて、あろうことか男女の中になる。
・ドンデン返しの終盤まで本を離せなくなりそうでした。ページ数638を数えました。
・相棒の女刑事ディーディーとのやり取りを面白く、評価は◎。
16 4/13 静かなる
天使の叫び(上・下)
R・J・エロリー
・2009年6月
・集英社文庫
・図書館・メール予約
・1939年、アメリカ南部の田舎町、オーガスタフォールズ。父親を亡くし、母親と二人暮らしの少年ジョゼフの周囲で、少女が次々惨殺されて発見されるが犯人がつからないまま時間だけが過ぎて・・・。
・戦争の影がドイツ系の良き隣人一家を暗く覆い、彼の母親も次第に精神のバランスを崩していくなか、ジョゼフが見い出した救いとは?
残忍な犯罪に少年の成長を重ねて描く、魂を震わせる話題作。
・女教師との恋から結婚、小説を書き始める過程、少年期の友情、貧しくともたくましく生きる少年の一代記。
・なぜ、犯人が連続少女猟奇事件を起こしたのか?動機がイマイチ、
無実の罪で監獄に収容されたのも不可解?
・作者も父親不在、母親とは7歳で死別、祖母に育てられたとか。
15 グローバリズム
出づる処の
殺人者より
アラヴィント・アディカ
・2009年2月
・文芸春秋
・図書館
・グローバリズム出づる処・インド、バンガロールの一人の起業家が民主主義が没する処・中国の「温家宝」首相に送った手紙形式で綴られている。
・グローバリズム経済下、「発展」を遂げるインドの現代を抉ってみせ、世界最高の権威を持つ文学賞「ブッカー賞」受賞の栄誉に輝いた作品である。
・究極の格差社会インドの実像の生生しさ、強烈さに息を呑む。が何より面白いのは主人公「バルラム」の語り。すべてを静かに「せせら笑う」ような諧謔を基調にしつつ、その底暗い何かが脈うっていることである。「作者」は「黒人文学」を念頭におて執筆したという。
・インド、中国、我が日本の現状との比較も考えさせられる小説でもある。
14 3/31 埋葬 P・J・トレイシー
・2009年4月
・集英社文庫
・図書館メール予約
・母パトリシア・J・ランプレクトと娘トレイシー・ランプレクトの母娘チームのペンネーム。現在もミネソタを拠点に、活動を続けている。
・アメリカの地方都市ミネアポリス。刑事コンビの「マゴッツィ」とロルセスは偶然、雪だるまにされた男の死体を発見。やがて似たような雪だるまを発見の報告を受けて二人は、新人女性保安官アイリスが待つダンダス郡と向かうが・・・。捜査線上に浮かんだ共同体「ピタールート」とは?異色サスペンス・シリーズ!でした。
・新米女性保安官(元英語教師)とベテラン刑事のやり取りが、ほほえましく、殺人現場での会話とは思えなく、笑ってしまう。
・容疑者逮捕まで行きつけないこの本ですが、家庭内暴力の多いアメリカの現実を考えさせられました。
・最近の日本での幼児虐待も含め、弱者を守るすべに、遅れが目立つようです。
・読後も印象が良く◎でした。
13 3/28 白夜に
惑う夏
アン・クリーヴス
・2009年7月
・創元推理文庫
・図書館・メール予約
・シェトランド島に夏がやってきた。人々を浮足立たせる白夜の季節が。地元警察のペレス警部が絵画展で出会った男は、次の日、近くの小屋で道化師の仮面をつけた首吊り死体で発見された。
身元不明の男をだれが殺したのか?
ペレスとテイラー主任警部の島と本土にまたにかけた捜査の果てに待つ真実とは?
・舞台にシェトラン島は英国の北、北緯60度(アラスカの南側と同じ)夏は白夜、冬は厳寒の暗闇。
・島という小共同体ならではの特殊な人間心理を描き、四季のある国
の住人(私)では解かりにくい箇所もありましたが、過去の事件との関連や人間関係の描写、登場人物の多様等、最後になるほどページを繰るのが早くなりました。
・行ってみたい島のヒトツになりました。
12 3/21 リンカーン
弁護士(下)
マイクルーコナリー
・2009年6月
・講談社文庫
・図書館・メール予約
・女性をレープし、その後傷害罪で起訴された男の弁護に立ったマイクル、法廷での駆け引きが始まるが、調査員の殺害でマイクルに容疑がかかり、アタフタ。(まさか?)
・法廷でのやりとりが多く、ジックリ読めなければ疲れる小説。
・最後の最後に急展開で解決に「アレッ」の感じ。
・別れた元妻との和解も見えて、後味は良いのですが・・・。
11
3/19
ロング
グッドバイ
レイモンド・チャンドラー
・2007年3月
・早川書房
・図書館
・おなじみ「長いお別れ」を村上春樹氏が翻訳をした本で580Pの長編になりました。読みやすくページの分厚さは気になりませんでした。
・ご存じ私立探偵「フィリップ・マーロウ」が活躍のハードボイルド小説。
長身、独身(多分40代前半」、音楽、文学、葉巻たばこが趣味、うまいコーヒーを入れるが得意、スペイン語も話し、人妻に持てて男性の「羨望の的」見たいな男。
・テリーレノックスとの最初の出会いは、(ダンサーズ)のテラスの外だった。ロールスロイス・シルバー・レイスの車中で、彼は酔いつぶれていた・・・で始まる、大都会の孤独と死、愛と友情を謳いあげた永遠の名作です。
10 3/14 虚夢 薬丸 岳
・2008年5月
・講談社
・図書館
・刑法39条「なぜ、精神障害者は許されるのか?」をテーマにした小説である。
・幼ない子供を殺傷された母親が刑法の矛盾を感じ、正常にもかかららず精神異常者になりすまし、犯人を殺害しょうとするが・・・。
・片方の女性、普通の生活をしているが実際には「精神異常者」であったとはラストで判明。
・二人の女性を軸に絡む、元夫、再婚相手、遊び仲間、同僚、ゆきずりの男が交差、考えさせられる本でした。
・現代社会の病を描き、警鐘をならしながらも楽しめる仕上がりになっていました。
・「災害は忘れたころにやってきます」を銘すべきかな?
9 3/10 悪意の森(上・下)
タナ・フレンチ
・2009年9月
・集英社文庫
・図書館
・森の中の他殺死体発見と、過去の少年少女失踪事件の関連を調べる刑事のロブとキャシー。それはロブが自ら封印していた記憶の扉を開ける作業でもあった。
・舞台はイングランド・ダブリンの近郊、森の中、高速道路建設反対運動、遺跡発掘現場、住民の対立等が複雑に絡み合い、事態は取り返しのつかない方向にすすむ。
・30代の男女の刑事が仕事疲れで、飲みながら遅くまで一つの部屋にいながら・・・手を出さないなんて?これも草食系?
・女性の深層心理を女性刑事が暴き、男女の刑事の別離も、女性の強さが際立ちました。
・アメリカ探偵作家クラブ賞、
・アンソニー賞
・バリー賞等受賞
8 3/8 リンカーン
弁護士(上)
マイクル・コナリー
・2009年6月
・図書館
・予約
・高級車、リンカーンの後部座席を事務所代わりにロサンジェルスを駆け巡り、細かく報酬を稼ぐ刑事弁護士ミッキー・ハラー収入は厳しく誇れる地位もない。
・そんな彼に資産家の息子が暴行容疑で逮捕され、弁護依頼が舞い込んだが・・・。
・迫真のリーガル・サスペンスで被疑者、検察官、判事の駆け引きが面白く、日常生活を忘れ「無」になれる本である。
(下巻)を予約します。
7 3/3 グラーグ57
(上・下)
トム・ロブ・スミス
・2009年9月
・図書館
・予約
・チャイルド44で好評だった作者の第2作品、主人公「レオ」は同じく登場、波乱万丈、疾風怒濤、ハラハラ・ドキドキの連続サスペンス。
・一向に心を開こうとしない養女「ゾーヤ」に手を焼いている。折りしも、フルシチョフは激烈なスターりン批判を展開。投獄されていた者たちは続々と釈放され、かつての捜査官や密告者を地獄へ送る殺害を計画。
・「レオ」に突きつけrtれた要求は極寒の収容所(コルイマ)に潜入、自らが投獄した元司祭を奪還することだった。絶望の淵に立たされ、翻弄されながら、目的をはたし、愛妻ライサーを伴って、ハンガリー動乱の危機がせまるブタペストへ、個人の尊厳と国家の威信が火花を散らした末に・・・復讐の真実とは?
・モスクワ・コルイマ・ブタペストを駆け巡るタフな男の家族愛、夫婦愛
友情の物語。(上・下の割には早く読み終えました)
・グラーク57とは「第57強制労働収容者」。
6 2/27 氷姫 カミラ。レックバリ
・2009年8月
・集英社文庫
・図書館予約
・海辺の古い舘で凍った美しい女の全裸死体が見つかり、小さな町を
震撼させた。被害者の少女時代の親友でもあった作家エリカは、幼馴染みの刑事パトリックと共に捜査に関わることに。
・20年以上疎遠だった親友の半生を辿ると恐るべき素顔が覗く。
・児童虐待、少年・少女への暴行、家庭内の暴力、知的障害者と母親、町の複雑な人間模様と風土に封印された衝撃の過去が次々明らかになって・・・。
・エリカとパトリックが最初の男女関係になる場面、今時の男女の様子からは想像もできないほどナイーブで滑稽な描写にクスクス(まさかネ?)。
・愛する夫が女性と親密に話をしている場面、妻の嫉妬する様子の心理描写にさすが女性作家と・・・思いました。
・ひさしぶり、スウェーデン小説を堪能。(地名の長いのには苦労しました)
5 2/19 半夏生 今野 敏
・2004年8月
・角川春樹事務所
・図書館
・偶然にも「今野敏」氏の本が続いたがメール予約の本が着いたので
重なりました。
・東京湾臨海署・安積班の活躍です。
・ホームレス状態になった中年の男性、アラブ系外人の倒れたのを見かけたことからページは始まります。
・アラブ系と聞いて「バイオ・テロ」と勘違い、捜査を混乱させますがただの「インフルエンザ」とわかりメデタシ、メデタシの巻。
・安積班のチームワーク、中年男性の妻との和解、キャリヤ官僚の苦悩も少しあって・・・。
4 2/13 同期 今野 敏

・2009年7月
・講談社
・図書館予約
・同時期に警察官になった男、ふたり、蘇我はのんびり、宇田川は上昇志向の性格。
・ある事件で蘇我に命を助けられた宇田川が蘇我を助けるオハナシ。
・事件の真相が国家間の政治問題に発展、実行犯逮捕で終わるのがイマイチですが、若い刑事の行動力に脱帽!(本当にこんな「話」があるのか?疑問?
・さわやかな青春小説でした。
3 2/10 鷺と雪 北村薫
・2009年4月
・文藝春秋
・図書館予約
・学校に送り迎えをしてもらう車「フォード」、女性運転手は才色兼備の別宮さん。ヒロインは公爵令嬢の英子さん。
・令嬢言葉で語られる他愛のない話がフッと横にそれてミステリー風にサラリと表現され、行間も広く
文章もうまい、すぐに読みきれるが胸に残りました。
・公爵家、伯爵家の日常生活を少し覗いたのは異質の空間でした。
2 1/25 のすりの巣 逢坂 剛
・2002年6月
・集英社
・図書館
・警察官を退職し、素行調査「もどき」の仕事をしている大杉に仕事の依頼が舞い込む、警察官の夫が「浮気」をしているらしいので調査をして欲しいと・・・。
・追跡している最中、その夫が打ち殺され事件は大きく展開、時の政治家にまで波及するが・・・。
・警察上層部の腐敗をえぐる、テンポの速い小説、協力する女性警視が魅力的に描かれています。
・キャリアー、ノンキャリアとの確執、女性警官に対する差別問題等実話に近いかも?
・冬の夜中に「もってこい」の本でした。
1 1/1 そして
さよならを
告げよう
アイリス・ジョハンセン
・ヴィレッジブックス
・2004年9月
・図書館
・刑務所を脱獄するために身体を売るか?
・レイプされた子供を産み、育て相手を殺害するために「子供をエサ」におびきよせるか?
・こんなショッキングな本ですが読後がすがすがしい気分。
・ヒロインはエレナ・カイナー、元コロンビアの反政府ゲリラ組織の一員、傭兵のショーン・ガレンと共にコロンビアの麻薬王を殺害するまでの終われ、逃げる心理描写にワクワク、ドキドキ。
・南米コロンビア、サンフランシスコ、アトランタ、バハマ諸島・ナッソーと舞台は変わるが・・・。
番号 月日 題名 作者と表紙 発行者・年度 ・あらすじ・寸評